1万時間の法則と、ポイントを早く貯めるコツ
「1万時間の法則」、という考え方があります。
何事も、だいたい1万時間くらいやれば、その道のわかった人になれる、という考え方です。
特に仕事の場面で言われる例えです。
1万時間って、とてつもなく長い時間のように思えますが、
いったいどのくらいだと覆いますか?
会社員を例にとって考えてみます。
================= ■仕事で独り立ちを認められるまで =================
1日8時間労働で、年間休日120日のお仕事の場合、
年間の労働日数は、365-120=245日。年間の労働時間は、
8時間/日x245日=1960時間。
となります。
1万時間を達成するには、約5年かかります。
残業を毎日1時間したとして、約4年半。
という計算です。
会社の環境によるところもありますが、だいたい3年で独り立ちし、仕事を任せられ、
5年経つと「わからないことを聞かれる立場」や「後輩を育てる立場」になる。
あなたの職場では、もっと早く任されたり、
責任を負わされたりすることもあるかもしれませんが、
ご自身の経験ではいかがでしょうか?
また、周りの後輩・部下を見ていて、
何年くらいでやっと安心して任せられるな、
独り立ちしたな、と思いましたか?
================= ■インストラクターの経験値は? =================
それでは、ヨガインストラクターが会社員のように、
5年で1万時間の経験を積むことを目標にすると、
どのくらいのレッスンを持つことが望ましいでしょうか?
1レッスン90分と仮定し、1日5レッスン担当します。
=これで1日の労働が7.5時間
週休2日で、週25レッスン持っている計算です。
会社員と違って祝日は関係ありませんので、
年間休日は、週休2日で106日。
7.5時間/日×労働日数259日=1942時間となり、
約5年で1万時間を達成できます。
実際には、1日5本にしても、週に25本にしても、
かなり難しい設定かもしれません。
================= ■1万ポイントを早く貯めたい! =================
インストラクターとして仕事をスタートした時、
0(ゼロ)からスタートする、人生をやり直す!
と思っている方もいるかもしれませんが、
それはとてももったいない。
一所懸命に貯めたポイントカードを捨てて、
新しいカードを作り直しちゃうようなもの。
私のオススメは、今の仕事で貯めた経験値(=ポイント)を、
インストラクターポイントに付け替えすること。
それには、今持っているポイントを、
インストラクターポイントに変換できる形にすること
(=キャリアの見直し、棚卸し)が必要です。
ここを手間だと思ってしまうと、
ポイントを捨ててしまうことになり、
もったいない!
そして、パラレルキャリアの考え方を持って、
今の仕事に取り組むことは、
ポイントカードを2枚持って常にダブルポイントを貯め続けるようなもの。
こう考えると、1万ポイント(=1万時間の経験値)を貯めるのも、
ちょっと楽しくなりませんか?
================= ■インストラクターとして働く女性、目指している女性へ。
『パラレルキャリアを学んで自分らしい未来を創る』ワークショップ =================
7月27日(木)のワークショップも、キャリアの考え方、
今後のインストラクターとしてのお仕事に、オススメです。
Comments